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企業ブログとInstagramの使い分け方

2017年のユーキャン新語・流行語大賞に選ばれた「インスタ映え」という言葉。

インスタグラムを普段使われない方は、今でもそのようなイメージが強いかもしれません。しかしもはや「インスタグラム=映え」は過去の話だと感じます。

綺麗な写真も依然人気はありますが、現在ではそれだけでなく、まるでブログのような情報発信系の人気投稿が多くなっています。

インスタグラムのブログ化?

情報発信系投稿の具体例として、たとえば「横浜のデートスポット●選」「節約術」「おすすめの化粧品」などが挙げられます。

Instagramはアルゴリズム上、滞在時間の長いアカウントが拡散されやすくなっており、それが情報発信系投稿の増加の要因のひとつとなっているようです。

情報発信系アカウントは、画像メインのSNSであるというインスタグラムの特性を活かし、画像内に文字や図表を入れたり、動画を使ったりして情報を分かりやすく発信しています。
豊富な情報の溢れるアカウントは、もはやブログのようです。

一方で当社のように、ホームページ上にブログを設置し、情報発信している会社も多くあります。
インスタグラムとホームページ上のブログは、どのように使い分ければ良いのでしょうか?

インスタグラムとブログの使い分け

インスタグラムとブログには様々な違いがあります。それぞれの違いとともに、使い分けポイントをご紹介します。

お手軽情報はInstagram、詳しい情報はブログ

インスタグラムの特長は、SNSならではのお手軽さ。
インスタグラムの利用者は、平日では19~22時がピークとなっており、18時以降や12時~13時、7時~8時も多くなっています。仕事や学校からの帰宅後のほか、朝出かける前・通勤中・お昼休みといった隙間時間に見ている傾向が分かります。

下の図は、アプリ分析サービス「App Ape」が推計した、インスタグラムの2024年3月の時間帯別推定アクティブ率です。

出典:フラーのデジタルノート

一方Googleなどの検索エンジンでは、ユーザーは特定のキーワードを入力して検索し、能動的に情報収集を行います。

ブログは「公開日時が古くても、有益な情報ならアクセスされる」という特長もあります。
ブログ記事を作りこんで検索上位に入れることができれば、検索順位が落ちない限り、ユーザーに継続的にアクセスしてもらうことが可能です。検索順位が下がってしまったとしても、記事の加筆修正により再び訪問者数を増やせる場合もあります。

以上の理由から、隙間時間にお手軽に読めるコンテンツや最新情報はインスタグラム、能動的に情報収集している層に向けて詳しい情報を発信するならブログ、という使い分けが可能です。

SEO効果を狙うならブログ。SNSで間接的な効果も

SEO効果を狙う場合は、ブログで情報発信することをおすすめします。

SEO対策を行う上で「サイト内のコンテンツの質と量」は重要なポイントです。業務に関する情報をブログで継続的に発信することで、コンテンツを充実させていくことができます。ブログと本体サイトが同じドメインであれば、サイト自体のSEO効果につながります。

また、外部サイトからの被リンクが多いドメインはSEO上有利になります。そのため、他のサイトの所有者がブログ記事を読んで気に入り、自分のサイトからリンクを貼ってくれれば、さらにSEO効果を得られます。

一方、SNS上で自社サイトへのリンクが貼られても、SEO上は「被リンク」として扱われない仕組みとなっており効果はありません。

しかし「SNSを運用してもSEOに意味がない」わけではありません。
SNS上での、自社や自社サイトに関する好意的な口コミはSEO効果につながります。またSNSがきっかけで自社サイトの訪問者が増えれば、結果的に他のサイトからの被リンクも増える可能性があります。

以上の理由から、SNSによって認知度が上がれば、間接的にSEO効果につながることは充分考えられます。
SEO対策を行いたい場合は、ブログ更新によってサイト内のコンテンツを充実させつつ、SNS運用による間接的な効果も狙っていくと良いかもしれません。

まとめ

ブログとインスタグラムの違いや使い分けについてご紹介しました。

インスタグラムではお役立ち情報の発信の他にも、様々な活用方法が見受けられます。
例えばインスタグラムで商品の写真をカタログのように見せてホームページに誘導した後、ホームページ上で詳細を発信し、購入を促しているお店などもあります。

それぞれの媒体の特性を活かし、うまく使い分けたいですね!

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